メノキ書房の立木さん来店
- shorindo
- 3月15日
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前

群馬ではとても貴重な出版社、メノキ書房の立木さんにご来店いただきました。
メノキ書房のはじまりは、彫刻家でありながら視力を喪失した三輪途道さんとの出会いにはじまり、一般社団法人メノキとして三輪さんの活動をサポート。
2022年に、三輪途道さんの彫刻作品を立木寛子著による本として『みえなくなったちょうこくか』の刊行に至りました。

視力を失った彫刻家をモチーフに「見えること」を問いかける絵本。 長年にわたり、木彫家として作品をつくり、視力を失い、彫刻刀を扱えなくなった後も粘土造形で芸術表現を続ける、三輪途道さんの作品と、立木寛子さんの温かな文がつまった一冊。


目の見えなくなった彫刻家、三輪さんの活動は、そのまま立木さんの支援活動の在り方の模索と重なります。
立木さんも 「さあて どうしよう」

立木さんは、より自由な活動の幅を広げるために、2023年、一般社団法人メノキ・出版部からメノキ書房株式会社として独立させ、出版社の活動を本格的に始めることにしました。

詩 谷川俊太郎 画 三輪途道
『かべとじめん』を2023年に刊行

全盲の彫刻家・三輪途道(みわみちよ)のレリーフ作品に詩人・谷川俊太郎が詩を寄せた詩画集。
三輪は触覚だけを頼りに合板に粘土で図柄を型どり、色を塗る作業を延々と繰り返した。その1枚1枚に谷川が丁寧に言葉を紡いだ。
見る者の感性によって、物語はさまざまに展開する。2026年6月『かべとじめん』愛蔵版を刊行予定。


文 立木寛子 絵 長沢明 『おそとねこ』2025年

ひっこしするから ねこはいらない
こんどはいぬをかうから ねこはいらない こねこをいっぱいうむから ねこはいらない
びょうきになったから ねこはいらない
こうしてぼくらは おそとねこになった

家の中で、家族の一員として暮らす猫たちがたくさんいる中で、外暮らしを余儀なくされている猫たちも数えきれないほどいる。みんな、おなかをすかせて、毎日をどうにか生き延びている。そんな猫たちの声なき声を、猫の飼い主歴30年以上の著者が詩に託した。 日本画家の長沢 明さんが、力強く温かい絵で詩の世界をダイナミックに表現している。 子供から大人まで幅広い世代に読んでもらいたい、命を考える絵本。「共に暮らした猫を安易に捨てないで」というメッセージは、猫の保護活動への一助にもなりそうだ。

緩和ケア診療所・いっぽ 医師 小笠原一夫 著
『ホスピスと出会ったから医者をやめずに済んだ 在宅ケア診療所一万二〇〇〇日の航跡』
在宅ホスピス医の草分けとして知られる著者の、30数年にわたる記録。
麻酔科医だった著者がなぜホスピス医になったのか。様々な終末期の患者さんとらと向き合うなかで、医師として、人間として学んだ数々。 「ホスピスケアと出会っていなかったら、自分は医師を続けていられたのだろうか」ー医学の進歩とともに救われる命も多い半面、❝進歩❞しているがゆえに行われる過剰な医療。この狭間で悩み、考え続けた結果、行き着いたのが「在宅ホスピスケア」という道だった。「ホスピスの主役は看護師」と言い切る著者の、共に歩む看護師への尊敬と感謝の言葉の数々。更には、ホスピスケアと緩和医療の違い、痛み止めの麻薬処方のあり方についてなど、 緩和ケア診療所「いっぽ」を率いる著者の、熱い思いがぎっしり詰まっている。

これまで、取次会社などを介して全国に流通させているが、なかなか思うように注文に結びつかないため、今度は群馬県内への浸透により一層力を入れることを考えているそうです。
ところが、この10年、20年の間に、ネット書店の台頭などで地域の書店へ、なかなか販路を広げることができずに困っているとのことでした。
営業力のある大手出版社とは異なるスタイルでの活動を考えていかなければならない苦悩は、私たち中小書店も同じです。

さてこれからどうやって営業力を身につけていくか、お互いにとても楽しいお付き合いをさせていただけそうですw





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